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教室の歴史
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昭和52年開設

平成29年は滋賀医科大学整形外科学講座にとって40周年の節目にあたります。
今から40年前の昭和52年4月、七川歓次先生が初代教授に就任され、滋賀医科大学整形外科学講座が誕生しました。

七川歓次先生は、日本リウマチ学会の創設に深く寄与し、我が国のリウマチ研究の第一人者として活躍されました。昭和52年5月にはパリ大学デカルト章、昭和53年1月にはフランス政府教育功労章シェバリエ章を受章し、日仏整形外科学会を設立するなど日本とフランスの学術研究の進歩・交流にも大きく寄与されました。

歴代教授について

第二代福田眞輔教授は、脊椎外科がご専門で、当時は手術さえ珍しかったリウマチの頸椎手術を早くから研究されました。それまでのリウマチ脊椎手術では侵された部位を後追いで固定することが関の山でしたが、当時導入後まだ日が浅い脊椎インスツルメンテーションをリウマチ頸椎手術に導入、現在では普通になっていますが、後頭骨-頸椎固定術を工夫されました。我が国におけるリウマチ脊椎分野の草分け的存在です。

第三代松末吉隆教授は、膝関節、特に関節鏡手術がご専門で鏡視下前十字靭帯再建手術などスポーツ医学にとって必要不可欠な分野を研究されました。これに加え、世界で初めて鏡視下骨軟骨柱移植術を報告され、この分野におけるリーダー的存在でした。松末先生は教授退官後も、滋賀医科大学附属病院院長として整形外科のみならず、病院全体を指導されています。

これからの滋賀医科大学整形外科について

滋賀医科大学整形外科は、初代七川教授のリウマチ関節外科とヒューマニズム、二代福田教授の脊椎外科と先進性、三代松末教授の関節鏡外科とリーダーシップの3つの大きなうねりの中で育まれてきました。この三つの分野の直系後継者と言っても過言でない優秀なスタッフが現在の滋賀医大整形の各診療チームを形成しています。得意分野のご説明は、各診療チームの紹介の項に委ねます。

このように書いている第四代教授である私自身が、先の3名の先生方に薫陶を頂いた滋賀医大卒業生の一人であります。私に課せられた責務は、先の優れた先人が残された専門性豊かな医療を地域に還元するとともに、滋賀医大で育てられた整形外科医師や研究者を全国へ、そして世界へと輩出できるよう支援と機会を与えることと心がけています。これができるように自ら精進することが、先人への感謝と次の世代への贈り物につながると考えています。
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